セガやナムコなどが主力だったアーケードゲーム機ですが
任天堂は一時期アーケード用基板も開発していました。
「任天堂VS.システム」という名前でファミコンをベースに開発された為、
ファミコンゲーム資産を活用・移植しやすいというのがウリでした。
そのVS.システムに参入を予定していたのは、
ファミコンの「いっき」や「アトランチスの謎」等でおなじみのサンソフトでした。
1986年10月に「ライオネックス」というオリジナルタイトルと共に、
ファミコン版「マドゥーラの翼」をベースにしてVS.システム用アーケードゲームとして開発していたようです。
当時の広告がこの画像です。
ファミコン版とイラスト・画面などほとんど同じで、
画面写真での違いは左上にファミコンにないスコア表示、右下にライフとマジック、
使用中マジックがまとめて表記されています。
アーケード版は開発が進んでおり遊べる状態まで制作されたようなのですが開発中止となったようです。
マドゥーラの翼のアーケード基盤は現存しているようで
VS.システムに実装した写真や動画を公開している方がいます。
【基板屋ひげねこ堂さん】
VS.システムとマドゥーラの翼の基盤を所持されているようです。
2014年11月 - テーブル筐体な日々
全日本テーブル筐体愛好会会員No.1会長のヒジヤンのユルイ日記
【higenekodoさん】※上記と同じ方のYouTube
幻のマドゥーラの翼(任天堂VSシステム版)
目まぐるしく進化してきたアーケードと家庭用のゲーム環境。
アーケードへのリリースをやめたのも、
ファミコンのスペックのままでは周りのゲームより見劣りしていたからかもしれませんね。
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